
AIを使うたびに毎回プロフィールを貼って、好みの文体を伝えて、先週決めたことをまた説明する。そういう使い方をしている人が多いと感じています。
実はこれ、解決できます。情報の置き場をひとつ作るだけです。
私が3年使ってきたObsidianとClaude Codeの組み合わせを今日はそのまま公開します。今夜から実装できる手順もあわせてまとめました!
なぜObsidianをAIの情報置き場に選ぶのか

Obsidianはマークダウンファイルをパソコンのローカルに保存するノートツールです。クラウドサービスと違って、自分の情報が外部サーバーに渡りません。仕事の方針や自分の価値観、外に出したくない情報を扱う起業家にとっては、この点が特に大事です。
もうひとつの理由はAIが読みやすい形で保存されること。マークダウンはプレーンテキストなので、Claude Codeがそのまま読んで参照できます。ノートアプリとAIの連携という意味では、今のところObsidianが最も扱いやすい選択肢です。
ツールの選択に迷う人が多いですが、Obsidianはこの2点で他のノートアプリより一歩抜けています。
私が使っているObsidianのフォルダ構造

Vaultは記録というフォルダで作っています。中の構造はシンプルで、00_自分と03_仕事の2フォルダだけです。それぞれの中身を紹介します。
00_自分の中には4つのファイルを置いています。プロフィール.mdには名前、職業、現在取り組んでいる仕事、得意な領域を書きます。マインドセット.mdには自分の思考パターン、価値観、気をつけたい盲点をまとめます。好み.mdにはAIへの出力スタイルの希望を書きます。絵文字を使わない、短文で書く、結論から先に書くといった内容を5行程度書いておくだけで、毎回の指示が不要になります。思考OS.mdにはテーマ別の価値観と判断軸を蓄積しています。集客、コンテンツ制作、チームづくりといった領域ごとに、自分がどういう考え方をするかを書き留めたファイルです。これが最も育てるのに時間がかかりますが、一番AIの質を変えるファイルでもあります。
03_仕事の中には進捗ログ.md、意思決定ログ.md、insights.md、未完了タスク.mdを置いています。最初はこのフォルダは空のままで問題ありません。使っていくうちにClaude Codeが自動で書いてくれます。
AIとObsidianをつなぐ2方向の連携の仕組み

私のシステムではAIとObsidianが読む方向と書く方向の2つでつながっています。これが毎回の説明をなくす鍵です。
読む方向では、制作や戦略の会話を始めるとき、Claude Codeが自動でプロフィール.mdとマインドセット.mdと好み.mdを読みます。私が何者でどんな文体を好んでいるかを把握してから話を聞いてくれるので、毎回の説明が不要になります。この仕組みはCLAUDE.mdというファイルに指示を書くだけで実現できます。
書く方向では、会話の中で作業が完了したとき、何かを意思決定したとき、気づきが生まれたとき、Claude Codeが自動でそれぞれのファイルに記録を残します。完了した作業は進捗ログ.mdへ、決断した内容は意思決定ログ.mdへ、気づきはinsights.mdへ。毎日の会話がそのままObsidianへの記録になっていくので、意識せずに情報が積み上がっていきます。
使い始めて半年経つと、意思決定ログに数十件の判断が蓄積されます。なぜあのとき方針を変えたのか、どういう根拠でツールを選んだのかが後から追えるようになります。これが経営判断の精度を上げてくれます。
Obsidianに書くファイルの内容テンプレート
実装するときに迷わないよう、各ファイルに書く内容を具体的に示します。
プロフィール.mdには次の内容を書きます。名前と肩書き、現在の仕事の内容、得意な領域と専門性、現在取り組んでいるプロジェクト、仕事の信条やこだわりです。量は10〜20行が目安です。多すぎると読み込みに時間がかかるので、要点を絞って書きます。
好み.mdには出力スタイルの希望を書きます。絵文字を使わない、結論から先に書く、短い文で書く、箇条書きより文章で書く、具体的な例を入れるといった内容を5〜10行書きます。AIが毎回この設定に従って返してくれるようになります。
CLAUDE.mdに書く内容は次のようなものです。制作や戦略の会話では記録/00_自分/プロフィール.md、記録/00_自分/マインドセット.md、記録/00_自分/好み.mdを会話開始時に読み込む。会話の中で作業が完了したとき、意思決定があったとき、気づきが生まれたとき、それぞれ対応するファイルに日付と内容を記録する。この2つの指示を書いておくだけで、読む方向と書く方向の両方が機能します。
今夜から始める実装の3ステップ
準備するのは3つです。合計30〜40分で完成します。
まずObsidianをインストールして、記録というフォルダをVaultとして作成します。Obsidianは公式サイトから無料でインストールできます。フォルダの場所はOneDriveやiCloudで同期している場所にすると、パソコンが変わっても継続して使えます。
次に記録フォルダの中に00_自分フォルダを作り、プロフィール.mdと好み.mdを書きます。プロフィール.mdには名前と仕事の内容と専門領域を10〜20行で書きます。好み.mdにはAIへの出力スタイルの希望を5〜10行書きます。この2ファイルが最小構成です。思考OS.mdとマインドセット.mdは後から育てていけばいいです。
最後にClaude Codeを使っているプロジェクトフォルダのルートにCLAUDE.mdというファイルを作り、先ほどの指示内容を書きます。これで連携の準備は完了です。
最初から完璧にしようとしなくていいです。プロフィール.mdを10行書いて、好み.mdを5行書いて、CLAUDE.mdに2行書く。それだけで今夜中に終わります。
使い始めてから起きること
1週間後には、毎回の説明なしに自分の文体で返してくれるAIができています。プロフィールを貼る手間がなくなります。
1か月後には、意思決定ログに10〜20件の記録が積み上がります。何をなぜ決めたかが振り返れるようになります。
3か月後には、思考OS.mdにテーマ別の考え方が蓄積されて、AIが自分の代わりに考えてくれる場面が増えてきます。集客の相談をしたとき、私ならこういう順番で考えるという出力が返ってくるようになります。
使えば使うほど育ちます。最初の1時間がすべての準備を決めます。
今夜、フォルダと2つのファイルを作るだけで始まります。完璧でなくていいです。空箱を置くことが最初の一歩です。

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